たなぽなブログ

雑多に綴ります。

はやぶさ2、Ryuguに到達す。

2010年6月13日に約7年かけて人類史上最大級の「おつかい」を果たして地球にイトカワのサンプルと感動を持ち帰ってきた小惑星探査機「はやぶさ」の帰還から約8年と数日、2014年12月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2が」小惑星「Ryugu」に到達したとのニュースが日本中を駆け巡りました。

小惑星探査機「はやぶさ2」の小惑星Ryugu到着について | 宇宙科学研究所

これから1年半近くかけてサンプルを採取したりして2020年末に地球にRyuguのサンプルを持ち帰ってくる予定。


もうね、この手の「浪漫溢れる科学」にはワクワクしますね。

まだ世の中で解明されていない、わからないことをただただ探求する、これぞ純粋な科学だと思うんですよ。

「この研究が一体世の中の何に役立つの?」という、ノーベル賞を日本人研究者が受賞した時に街頭インタビューでよく聞くこのフレーズなんて、もう愚問of愚問。

大学は就職養成機関ではないんじゃぁぁあああ!というのを、ほんと声を大にして言いたいっ!
(だからというわけではないけど、自分の今の仕事は大学の専門とはほぼ無関係)

 

と、話がちょっと逸れたけど。

はやぶさでは何かと困難が起きて、それをクリアするたびに新しいドラマが起きて、最後はハッピーエンドだったけど、今回の「はやぶさ2」では粛々と運用するとのこと。

はやぶさプロジェクトではイオンエンジンの運用ができないかもという最大のピンチに「こんなこともあろうかと…」と、設計エンジニアだったら一度は本気で口にしたいフレーズとともにピンチを乗り切り地球に帰還させたイオンエンジン担当のした國中教授がはやぶさ2のプロジェクトマネージャーを務めていらっしゃいますが、ほんとに粛々と…という感じです。

打ち上げ前にNHKのプロフェッショナル―仕事の流儀―でインタビューされてたけど、また見たいなぁ。

 

だから、今回のはやぶさ2での偉業はワイドショー的な取り上げられ方ではなく、ちょっと落ち着いた感じで取り上げられるといいなぁ…と思っています。

東京オリンピックも終わって世間が落ち着いたころに、また夢のある話で日本中が盛り上がるか…今から楽しみです。